ても最近とは言えないずいぶん前、おいどんは天文少年or星の王子様と自負していた。その頃に撮った写真を公開しておきましょう。20年前!!の快心作。
星の写真とるのはすごく大変で、空の暗い街灯の全くないところまで出かけてって明け方までねばってやっと2〜3枚とれる。一枚に30分くらいかかり、その間望遠鏡から目が離せない。星の動きを手動で追いかけて行く。
今はPC制御するみたいだけど、当時は結構体力勝負みたいなところがあって、徹夜覚悟で一大決心しないと撮影に行けない。その後の現像、焼き付けも大変だし、歳をとるに従っていつの間にか離れていった。
星にあこがれる心を失って行ったと言うのが正解かな。
望遠鏡も昨年リサイクルショップで2,000円で処分。残っているのは既に骨董品の領域に入っているシュミットカメラと引き伸ばし機のみ。もう使うことは無いだろうけど、思い出の品としてこれだけは手放せなくて。
左の写真は何かわかるかなぁ?
有名なオリオン座の中央部。某天文雑誌に入選した作。
真ん中上に星が3つ右上に向けてならんでるでしょう。これがオリオンの三ツ星、下の方にボーとした大きな光の固まりを中心とした並びは子三ツ星。中心はM42星雲、今でも☆が活発に生まれている所。撮影1982/12/18、22:32〜23:02
アサヒペンタックスME、f=100mm。水素増感TP2415+R64フィルター。D−19処理。フジブロWPFM4。
モノクロフィルムを真空処理、さらに水素ガスを吸着させて感度を極限まで上げる。これを冷凍保存し、必要なときに解凍して使う。水銀灯の光を避けるためフィルターをかけてほとんど赤外線領域で撮影する。現像処理はガチガチの硬質仕上げ。当時の最先端技術。特殊処理なのですべて自分でやるしかなかったけど今はどうしてるのかなぁ。CCDだから必要ないか。

この小さな写真は、三ツ星の一番左側付近を拡大した所。暗黒星雲が明るい星を隠しているのがよく分かるでしょう。暗黒星雲の先っほの部分は馬頭星雲と呼ばれている。ここも星が生まれているところだ。

少しは星に興味を持ってもらえました? おいどんは、New Zealandで大マゼラン雲、南十字星を見ておきながら写真とれなかったが心残り。

2003.04.19
シュミットカメラを手放す事にしました。望遠鏡ショップが中古で引き取ってくれるの事になったので今日発送しました。
長い間使ってなく、おいどんも歳をとって星を見に行くこともなくなった。思い出の品でずっと持っているつもりだったけど、押入の中でただ眠らせておくより、たとえ経費がかかっても誰か使ってくれたらその方がよい。このまま朽ちていくのは本望では無いだろう。最近そう考える様になったんです。
なかなか踏ん切れなかったけど、今日、中古として送りました。

最後に組み立てて写真を撮って置きました。
鏡、ファインダーは少し曇りが入っていました。赤道儀は思ったより傷みがあって、しばらく車に積んだままでいたのがこたえた様です。
でも組み立てて見ると「勇姿」と言う感じでなんかすごく立派に見えました。ちょっと感動でした。とても17年も経ってるとは思えない姿でした。
調整がとても難しく満足に使いこなす事出来なかったけど、おいどんの夢、想い出の一杯詰まったシュミットカメラでした。
今日でお別れです。日本特殊光学Schmidt camera NTP16B2。

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