【大会初日】
おいどんは個人100mと200mリレーに出ます。
今年から予選/決勝が無くなりタイムレースになったので、体力の分配を考える必要がなくなりました。去年までは、予選でいくらか手を抜いて、決勝の余力を残して・・なんて思っていたのだけど、結局は決勝進出ぎりぎりにいるので予選から全力で行くしかなかった。特に屋外のプールだと結構体力を消耗するんだよね。決勝レースには体力が残ってないって事が普通。
今年は後を考える必要も無く全力で行けば良いので楽です。しかもおいどんは午前中に練習する事にしているので午前のレースは調子が出ないなんて事は無い。何時もの慣れた練習とおりのレースをやれば良い。
特に今年はしっかり練習が出来たし、初めてと思えるほど体調良く大会を迎えられた。実業団選手だから仕事優先になるのは仕方なくて、練習をしっかりやっても大会直前で深夜まで仕事、休日もなしなんて事が多かった。大会当日は疲れてボロボロの状態でレースを迎えるって事が何度もあった。去年の彦根大会もそうだし、今年の県の予選会もそうだった。宿舎にモバイルPCを持ち込んで仕事するのは何時もの事だったし。
何の不安も無く大会が迎えられるのは今年が初めてかもしれない。PCも持ってこなかったんだよ。絶好調で迎える大会、仕事の事は忘れて水泳に集中したかった。
そうそう、唯一の不安
「おしりが痛い」事。痔じゃないよ。腹筋運動のやりすぎで尾てい骨あたりがすりむけた。痛くてね、椅子に座るのも苦痛だし、夜寝るにもお尻が痛い。布団の上でも体重がかかると痛いんだ。じっと座ってられないもんだから、もじもじ、もじもじとお尻の位置を変えて、足の組み方を変えて・・大変だったんだ。真っ赤なお尻だったんだよ。会場にもオロナイン軟膏を持ち込んで塗ってたんだから。

まずは100mレース
おいどんは1組目だったけど、棄権者が出て2組目の端のコースに割り振られた。もしかして一人で泳ぐ事になる?って思ったけど、相手のいるコースで良かったよ。一人じゃなあ、目標が無いと記録は出ないよ。
おいどんの目標は8位以内の入賞。本音としては4位、5位くらいを狙ってたんだけど、年々記録も高くなって来てるから、順位は読めない。とにかくベストの泳ぎをして、出来たら入賞したいと思っていた。
不安はお尻・・じゃなくて、足がつってたんだよね。朝の練習の時から両足の土踏まずが痙攣してつってしまっていた。おいどんには珍しい事じゃなくて、今年のマスターズ短水路大会でも、県、市大会でもつったまま泳いだ。
こうなると足首のコントロールが出来ないから、キックが空蹴りになってしまって推進力にならないんだよね。足の裏で水を捉えることが出来ない。飛び込んだとたんにキンと来るから、後は痛いのを我慢して泳ぐしかない。
入念に筋肉を伸ばしておいても防げないんだよ。飛び込んでみないと解らない。


で、神頼み。何とか無事泳げますようにって思いながらスタートしました。よし!。足は大丈夫。入水の深さもOK。水中姿勢もよし。一つずつイメージと照らし合わせて問題ないことを確認していく。
完璧、問題なし!後はペース配分を間違えないように泳ぐだけ。
おいどんの
エントリータイムは11番目くらいだから、前半から差をつけられてどんどん置いて行かれる。ちょっとスピードが違うなあ。とても適わないと思いながら、自分のペースを守って泳ぐ。前半から無理をして張り合ってしまうと後半でバテてえらい目を見ることになる。自分の力を測りながら泳いでいく。
50mの折り返しで隣のコースとの差は0.5秒くらい。そうさなあ、
おいどんは最下位くらいか。
まあ仕方ないよ。元々が後ろから数えた方が早いランキング。ベストの泳ぎをして負けたのなら仕方ない。結果は結果でしかない。
でもおいどんはこの時に思っていました。今年はいっぱい練習してきたので負けるはずは無い。頑張ってこの大会に備えてきたので思いの強さでは誰にも負けることは無い。
隣の人は今は先行してるけど後半必ずバテる。
おいどんの思いの強さに勝てる人は絶対居ないはず
50−75m。これが一番難しい。一気に行き過ぎるとラスト25mが持たない。かといって慎重になりすぎると中途半端なままレースが終わってしまう。
少しずつ差を詰めていく。おいどんの余力を測りながら、無理を無理に思わないように相手を追い込んでいく。自信があったんだよ。今年の練習の質、今の体調なら後半バテる事は無い。絶対最後まで戦う事が出来るって。
75mで並んで、後は思いの強さだけの勝負。気持ちの勝負。血管がぶちきれる位の渾身の力を込めて泳ぐ。体力とか、フォームとか関係ない。この瞬間に全てをかける。
結果は
8位入賞でした。良い記録、おいどんの今年のベストタイムでした。力いっぱいやって思い残す事は無いよって感じでした。スタートも前半、後半も最高の泳ぎが出来たし、気持ちも持てるもの全てを注いだって充実のレースでした。まあ結果は8位だけど、いいよ。これで。これ以上のことは出来ない満足のレースでした。

次は200mFリレー
実はおいどんはクロールは苦手です。肩が上がりません。ピッチも上がりません。皆に迷惑をかけるのがわかっています。
なんでリレーメンバーに選ばれたのか。それは単に欠員が出来たからでした。本来の選手が予選会に出られなかっただけの事。
「エースさんが出場できないのでおいどんさんに代役お願いします」そんな依頼を受けたんだ。ぜひともって事じゃなかったんだよ。
でもおいどんには代役とかはどうでも良くて、県代表としてリレーに出られるのが嬉しくてたまりませんでした。県選手の象徴であるリレーメンバーになって、皆から応援されたいなあってずっと思っていました。
本来の記録ならおいどんお方が速いのだけど、過去の実績とか、遠慮みたいなものがあっておいどんには出場枠が回ってきませんでした。いつも観客席でうらやましく見てるだけでした。
やっとおいどんい出番が回ってきた!皆で戦えるのが凄く嬉しかった。個人種目とは別な思いがあるよ。チームとして戦うって一体感があるよ。
おいどんの勇姿は写真のとおり。それなりに肘もあがって良く伸びている。ビートも効いているように見えるじゃないか。縦に泳いでるよ。
そう、おいどんはこの時自己最高記録で泳ぎました。専門外のクロール、何時もは殆ど練習しません。50m以上泳ぐ事もできません。でも気持ちがこの泳ぎをさせました。クロールの選手なら何てこと無いタイム。おいどんは心臓が破裂するくらい、額の血管がパンクするくらいの思いを込めて泳ぎました。
始めてのFリレー。タイムはタイムとして、おいどんは代表チームのメンバーとして泳げたのが嬉しかった。最大限の努力、思い切り泳げたのが満足です。そして自己最高という形で確認できたのが嬉しかった。

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